先日、有楽町の交通会館にて、佐久ライフセミナー&移住定住相談会がありました。
そこで、20分の講演と、そのあとの座談会に参加させていただきました。
皆様からのご質問で多かったのは、、
1、車の事(移動に関して)
2、冬の寒さ
3、保健施設に関して(老人保健施設など)
4、幼稚園や小学校(子供の育てやすさ)
5、ペットに関して
というところでした。
やはりご高齢のご夫婦の場合、東京では、奥様が運転をしてこられなかったという事が大きく、車移動がメインの佐久市では、どのように生活をしていったら良いのか?
というご心配が大きかったです。
現在の佐久市は、お世辞にも自動車免許を持たない方々にとって良い環境ではありません。
電車は、1時間に1本の小海線が小諸市と臼田地区を縦に結んでおりますが、望月地区などは、電車がありません。
また、バスですが、これも現在では、ほとんど使い物になっておりません。
10人乗り程度の電気仕様のワンボックスカーを、市内に走らせたらいいのになぁ、、なんていつも思うのですが、、。
そうすると、こんなバス停がデザインできるし、ワンボックスカーのデザインは、こうやって、、、なんてデザイナーとしては、夢が広がります。
現在市役所的に、バスの改革を今後検討しているようですが、いつ?どのように?、、なるかは、まだわかりません。
そんな中、先日、佐久商工会議所のアドバイザリーのお話をいただきました。
こういうところで、夢を形にしていく事がとても大切だと感じています。
なにより、佐久市は、建築系、製品系、医療系のデザイナーが、なかなか繋がらないというところがあります。
私は、移住して1年3ヶ月。その前の週末住居時期を数えると、既に2年が経ちました。しかし、、未だに佐久市内でのデザイン仕事がありません。
いえいえ、、何もしてこなかったわけではありません。無いところに仕事を作るのが私の強みでもあります。今までも、そのようにして仕事を作っていくのがデザイナーであると考えてこの12年動いてきました。しかし、なかなかつながらないのが、現在なのです。なので、通常のデザイナーが移住してきても、建築系、製品系、医療系のデザイン仕事を佐久市内で商っていく事は、ほぼ難しい事だと感じています。
デザイナーが移住したがらない街。。私の仲間内でも、そうなりつつあるのが現状です。
現在私は、東京のメーカーやクライアントさんより仕事とお金をいただき、佐久市へ税金を支払ってます。
今後、佐久市内で大きな街並み計画や製品開発が出てきた場合に、佐久市や佐久市のメーカーは、東京のデザイン事務所に依頼をし、多くのデザイン費を東京のデザイナーに支払い、税金を東京にバラまくという事を佐久市だけではなく、地場開発に前向きな地方の小さな都市は、余儀なくされてしまいます。
キチンと自分たちの市内のデザインの仕事を、自分たちの市内のデザイナーが請け、市内から頂いたお金に対して、市へ税金を支払う。。こういった正しい形が成り立つように、佐久市内に移住したデザイナーがキチンとした仕事が続いていくように日々奔走するのが今年の私の役割だと思ってます。
そして、これから地方へ移住を検討しているデザイナーにも、心から佐久市を奨められるようにしていく事、、これからとても大切だと思ってます。
佐久市の企業、特に中小企業の皆様には、デザインを知っていただき、デザインを武器に今後の新規販路開拓や自社のスキル、ノウハウをご活用いただければ、今後のより良い佐久市のまちづくりにも大きな一翼につながるとおもいます。
是非ご協力をお願いいたします。